お盆のオショロサマ送り

今年のお盆は雨続きで、例年のように鮎釣りにも行けませんでした。コロナ禍であり雨は「外出を自粛せよ」との天の声だったのかも知れません。

長良川や飛騨川も大増水で全国的にも豪雨災害が発生しました。

被害を受けられた方々にはお見舞いを申し上げます。15日の夕方はオショロサマを送りました。オショロサマというのは仏様の乗り物だそうです。

仏様が早く来れるように馬で迎えて、帰りは荷物があるので牛で送るというところもあるそうですが、私の地域では送るウマだけを作ります。

写真は私が作った今年のウマです。

ナスをウマに見立てて、豆の葉に味噌と塩と山椒を包んで背中に振り分けで掛けます。傘は里芋の葉で杖はささげです。

近くの川の橋の上に線香とローソクを立てて合掌し、お供えの団子とおにぎり2個と一緒に流します。

近年は川に流すことが環境に悪いとの理由でやめる方もおられますが、何百年も続いていることですので、なかなかやめられません。(団子やおにぎりは魚が喜びます)

去年のお盆もコロナ禍で今年もコロナ禍。みんながマスクしているこの状況を仏様はどんな思いで見ておられるのでしょうか。

来年こそは、みんなが集まってBBQで迎えてウマで送りたいものです。